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日本を代表する柴犬ってどんな気質?

Writer:はるを

2023/11/29

日本犬の小型犬種「柴犬」が、ここ何年か前から人気となり、家族として一緒に暮らす人が多くなりました。

我が家のご近所も「柴犬ラッシュ!」

お散歩の時間帯になると「ここは柴犬通り?」と、いう位に散歩をしてる姿を目にします。

実際、我が家にも柴犬が2頭います。

「赤柴と黒柴」で、どちらも女子。女子というか、もう、おばあちゃんですが。

 

柴ってどんなワンコ?

そう思われる方も沢山いるのではないでしょうか?

我が家のワンコの気質を含めて、柴犬をご紹介してみようと思います。

 

柴犬の全体を占める「赤毛」が80%で、残りが「黒・胡麻・白」の毛色と、なっているようです。

赤毛の柴は、古代から生息しているので「柴犬といったらこの毛色。」と、言われています。

 

オオカミの血を濃く引く柴犬は、小型の動物を狩る狩猟本能を持っています。

中にはイノシシに突進して行く子もいます。イノシシって、小型動物じゃないんですけどねぇ・・・。

オオカミも気性が荒いかは不明ですが、とにかく気性が荒く頑固一徹、神経質。好奇心も強く、そして、こだわりも強いです。

警戒心が強く人馴れしない。家族のみに気を許します。

一言簡単に言うと「扱いにくいワンコ」と、言って良いでしょう。

もちろん個体差がありますので、温和な子も沢山います。

ご近所の柴さんたちもやはり、赤毛さんはその気質の持ち主が多い傾向です。一方、黒毛他の柴さんたちは、その気質は薄い傾向にあるようです。

 

一見、温厚そうな雰囲気の我が家の赤毛。

この子の気質は、どんなもんでしょうか?

この赤毛さんは、本来の柴犬気質を少しも漏れずに持ち合わせた子です。「あつかいにくいワンコ」の王道を行ってます。

ちなみにこの子の母親も、それはそれは気性の激しい母親と、ブリーダーの方が言っていました。

ちゃんと遺伝したんですね。

 

その点、黒毛さんは温和。

温和を通り越して「ちょっと何か違う?」と、思わせる子です。

どんなことをされても怒らない!家族以外の人も大好き。怒る、唸っているのを一度も見たことも聞いたこともない、これまた柴犬らしくない希少な存在です。

誰が触っても抱っこしても嫌がる・怒ることがない子なので、癒しに向くタイプです。

 

時々、勃発する女同士の戦い。

コテンパンにやられるのは、もちろん黒毛さんです。赤毛さんは、一度も負けた事も負けそうになった事もありません。

 

鼻にムギッ!と皺を寄せ「怒ってるアピール」をするのも、やはり赤毛さんです。

 

そんな赤毛さんですが、獣医さんの診察やトリマーさんによるトリミングは、問題なく出来ます。

だけど、散歩中に出会うご近所の方に名前を呼ばれても知らん顔。顔は明後日の方向に向き、耳だけで様子を窺う状態です。何度も名前を呼ばれると、上目遣いでジッとその人の顔を見、見たら最後目をそらしません。

こうなると非常に危ない状態なので、相手の方には「絶対に手は出さないで。」と、声を掛けます。

同じく他のワンコにも同じ対応なので、近づけないように声を掛けます。

 

赤毛さんは、窓から外を眺めるもの好きで、よく、窓辺で警備をしています。

道行く人が家の敷地に近づいて来ると、唸って鼻先にしわを寄せ、最後に吠えて相手を威嚇しています。

外を眺めるの好きなので、当然、お散歩も好きです。

外に出たら最後、クンカクンカとニオイ取りに忙しく、警察犬なみにニオイを嗅ぎながら歩くこともしばしば。

長い散歩に付き合う黒毛さんも大変です。

 

食べ物にもこだわりがあるようです。

オオカミが生肉のみだからなのか、赤毛さんはお肉が大好きです。

我が家は生肉は与えませんが、野菜他が入っていない「お肉のみ」が好きです。

鹿や馬は好みに合わないのか、出しても食べない拘りがあります。

ワンちゃんは「さつまいもが好きな子が多い」と、耳にします。私もサツマイモが好きなのでよく蒸かすので「食べる?」と、目の前に出すとプィッと顔を背けます。

 

そんな赤毛さんですが、心底怖いモノがあります。

それは

「雷」と「打ち上げ花火の音」

とくに雷は怖くて、家中を震えながらウロウロ。あまりの怖さにオシッコをチビッてしまう時も、ごくごくたまぁにあります。

抱っこされてもブルブル震えています。

 

雷と花火が怖いワンコは沢山います。

怖くない子の方が少ないくらいかと思います。なかには、パニックになってちょっとした隙に脱走してしまう子もいる程です。

が、黒毛さんは、雷も花火も怖くありません。

余裕で過ごしています。と、言うか「ヘソ天」で寝ています。

ちょっと変わっているんですよねぇ・・・

 

タイプの違う彼女たちですが、共通しているのは、

「無駄吠えせず、お留守番がしっかりできる。」この2点は、人間からすると、とても助かります。

 

我が家は13年以上、彼女たちと生活を共にしています。

動物と暮らすと、大変なこと、手の掛かることも多数です。

言葉を持たないので、調子が悪い時は、特に気を使います。とはいえ、大きな病気は未だかつてありませんが。

高齢になっても元気で過ごし、ごはんもよく食べてくれます。(おやつも大好き)

この先も、ゆっくりと余生を過ごしてもらい、私たち家族はそれを見守って行きます。

 

柴犬の気質、いかがでしたか?

「思っていたのと違った!」「気性が荒いのは怖い!」など、いろいろ感じていただけたら嬉しいです。

お散歩中の柴さんをみかけたら「あの子は気質はどんなだろう?」と、思っていただけたら幸いです。

 

ライター

はるを

趣味 ウォーキング・絵画鑑賞・絵を描くこと。北アルプス穂高連峰の中にある「涸沢カール」への山行が目標!!