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蜷川実花が率いるクリエイティブチームEiMってご存じですか?

Writer:CHAOLATE

2024/01/17

TOKYO NODE 開館を記念して、蜷川実花展「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が開催されています。2023年12月5日から2024年2月25日まで、虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE 45F GALLERY で開催中です。

写真家・映画監督の蜷川実花が率いるクリエイティブチームEiM(エイム)が挑む、作家史上最大の展覧会です。

展示では、蜷川実花の制作姿勢を体現し、本展のために制作された映像や写真を基に、異なる分野の才能との共創により構成された11の空間作品が展示されます。彼女の色彩鮮やかな印象を一新し、暗闇空間から始まる展示は静かに鑑賞者の感情を揺さぶります。

会場は2023年10月6日に開業した「TOKYO NODE」で、地上45階、総面積約1,500㎡、天井高さ最高15mの「TOKYO NODE GALLERY」。展示は会場特性に共鳴し、窓から見下ろす東京の風景をインスタレーションの一部として取り込んでいます。

展覧会には多くの来場者が訪れ、土日・祝日や平日日中は混雑がしています。平日の夕方以降は比較的ゆっくり鑑賞できますが、入場前や会場内での待ち時間もあるため、事前にご了承ください。

蜷川実花やEiMが大切にしているのは、日常の一瞬から普遍性を見出し、人々を未来と結ぶこと。展示では日常の景色を夢幻的な美しさに昇華し、映像には全て現実の景色が使用されています。展覧会を通じて、「Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」が未来への新たな場になることを願っています。

アートアドバイザーである片岡真実(森美術館館長)は、蜷川実花の作品が葛藤や戦争、パンデミックといった厳しい状況を受容しつつも、「いま、ここ」を生きようとするからこそ輝いていると評価しています。

展示の特徴として、全てが新作であり、現実の被写体を用いた映像インスタレーション、異なる分野のプロフェッショナルが結集した11の作品群、TOKYO NODEでしか見られないアート体験、そして五感で楽しむ没入型の展覧会が挙げられます。

「Eternity in a Moment」は未知なる景色と懐かしさが交錯する新しいアート体験を提供し、鑑賞者と共に普遍的な美意識を探求します。展覧会は日常の一瞬から未来へのつながりを感じさせ、蜷川実花の物語を静かに紡ぎます。

TOKYO NODE開館記念企画
蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠
2023.12.5[火]─2024.2.25[日]
虎ノ門ヒルズ ステーションタワー TOKYO NODE 45F GALLERY A/B/C

ライター

CHAOLATE

旅を通して感じる”文化、風景、味覚、香り、音、質感”を伝えられたらと思い始めました。
非日常をみんなで共有しましょう。
【好きなもの】旅行、飛行機、宇宙、SF